AutoCADで棒針編みの編み図を描こう

私の知識の範囲で、できるだけ簡単に編み図を描く方法を書いてみます。

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≪1.原紙を作る≫

1.画層を作る 編み記号を描くための画層を5つ位作っておきましょう。
画層名は1,2,3・・・で良いです。
色は、目立つ色で。シアンとか、マジェンタとか緑とか。
実際に編み図を描くときに、画層を分けながら描いた方が、編集しやすいので、あとは適宜増減すれば良いと思います。

マス目のための画層を1つ作ります。
画層名はmasumeとかでよいです。
色はあまり目立たない色で。

これで、編み記号用の画層が上に表示されます。
2.マス目を作る 0画層で、10ミリ×10ミリの正方形を描きます。
masume画層で、正方形の中にハッチングを掛けます。

タイプ−−−ユーザ定義
角度−−−0
ダブルにチェック
間隔−−−1
3.編み図記号のブロックを作る 0画層で、図のように、マス目に収まる様に編み記号を描きます。



この編み記号を1つずつブロック登録します。
基点は、それぞれの編み記号が入っているマスの、左下の角にします。
名前は自分が分かりやすい名前で。
4.ツールパレットを作る
(必要無ければ、飛ばして下さい)
作ったブロックは、デザインセンターからドラッグして使っても良いですが、ツールパレットの方が使いやすいようです。(2000位からあるのかな?)

ここから先は、ツールパレットの作り方です。
必要無ければ飛ばしてください。
2008での説明になります。バージョンにより、多少違うと思います。

メニューのツールから、パレット→ツールパレットで、ツールパレットを出します。



パレットの中の、余白の部分で右クリックして、出てきたメニューから、「パレットをカスタマイズ」を選びます。



出てきたダイアログボックスの中で、左の窓の中で右クリックして、「パレットを新規作成」をクリック、名前を「棒針」とします。



右の窓の中の、左下余白で右クリックして、「グループを新規作成」をクリック、名前を「編み記号」とします。



左の窓の「棒針」を、右の窓の「編み記号」にドラッグします。
「編み記号」に「棒針」がぶら下がりましたか?

あとあとかぎ針記号も作るなら、ここで、「かぎ針」も作ってぶら下げちゃいましょう。

右の窓の「編み記号」の上で右クリック、「現在に設定」をクリックします。



この時点で、CADの画面のツールパレットが、空っぽの「棒針」(と「かぎ針」)だけになるはずです。
↓私のはもう記号が入ってますが、本当はまだ空っぽです。



「閉じる」をクリックして、ダイアログボックスを閉じます。
5.パレットにブロックとコマンドを乗せる
(必要無ければ、飛ばして下さい)
デザインセンターを開いて、「開いている図面」の「ブロック」を表示させ、 デザインセンターのブロックをパレットにドラッグします。
(ブロックは作成した後にファイルを保存しないとデザインセンターに出てきません。)



たぶん良く使うであろう、連続複写と配列複写のアイコンもパレットに乗せましょう。
パレットの余白で右クリックして、「コマンドをカスタマイズ」を選択して、出てきたボックスの中から、 連続複写や配列複写を捜してパレットにドラッグします。



パレットの中でドラッグして、好きな順番に並び替えができます。
パレットの余白を右クリックして、「表示オプション」を選び、気に入った表示にします。

これで準備が出来ました。
いったん、ファイルを保存しておきましょう。 このファイルを原紙として使います。

あっ、パレットは他のファイルを開いても出てきますので、お仕事の時は右上の×で閉じておきましょう。

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≪編み図の描き方≫
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