フリーソフト*Jw_cadで編み図を描こう

出てくるコマンド《直線》《中心》《表示》《ツールバー》

≪かぎ針編みの編み目記号を描こう≫中長編み

鎖編みが描けたら、その次に簡単な中長編みを描きましょう。

中長編み―――《直線》《中心点取得》

編目記号のサイズ
中長編みは、頭が1ミリ、胴体が2ミリのTの字です。
ところが、その通りに描くと、横に1ミリ縦に2ミリで並べたときに、隣との隙間が無くなってただの格子になってしまいます。
並べたときの見た目を考えて、線を0.2ミリずつ短く描きましょう。
横線

頭の横線を描く

  1. 画面左のをクリック
  2. 画面の上にこれが出てくるので

    『水平・垂直』にチェック、『寸法』に<0.8>と入力(半角で零点八)
  3. さっき描いた鎖の近くをクリック
  4. マウスを右に動かしてクリック
 こんな感じで水平線が描けましたか?
縦線

胴体の縦線を描く

  1. 画面上部のこれの

    『寸法』に<1.8>と入力
  2. 画面の上のメニュー文字『設定』クリック
  3. 『中心点取得』をクリック
  4. 画面左下に「円・線指示で円・線の中心点〜〜〜」と指示が出るので、頭として描いた横線の真ん中あたりをクリック
  5. 画面左下に「終点を指示〜〜〜」と指示が出るので、マウスを下に動かしてクリック
このとき画面下に「2点間指示〜〜〜」と出たときは、画面をもっと拡大してから、もう一度、2.の『設定』クリックからやってみると「終点を指示〜〜〜」の文章が出ると思います。

頭の水平線の中心から縦線が引けて、中長編みが出来ました。

コマンドアイコンを出す―――《表示》《ツールバー》

『中心』アイコンを出す
ここで、『中心点取得』というのが出てきました。
このコマンドはこの先も使いたいので、アイコンを出しましょう。
  1. 画面の上のメニュー文字『表示』クリック
  2. 『ツールバー』クリック
  3. 『ユーザーバー設定』クリック
  4. 下図のように、『ユーザー(1)』に、スペースで区切って、「29 75 76 77」と入れ『OK』。
    (『中心』の他、使いそうなコマンドを乗せました)
  5. 『ユーザー(1)』にチェックして『OK』
すると、コマンドが出てきます。

こんな風に画面の中に出たときは、画面左にドラッグして格納しましょう。

≪操作の解説≫

ここまでで楕円と直線を描いてきましたが、JWWの特色が少しお分かりになったでしょうか?
ここで少し解説をしておきましょう。

操作のヒント
コマンドアイコンをクリックすると、上にボタンや窓が並んだバーが出てきて、下には「〜〜〜してください」という文章が出てくるのが分かりましたよね。
JWWではこの様に、それぞれのコマンドに合ったオプションを選ぶバーが(コントロールバーと言います)メニュー文字のすぐ下に出てきて、操作の手順を示す文章が画面の左下(ステータスバー)に出て来てくれます。
なので、この両方をよーく見ると、次に何をしたら良いのかが判って来るのです。
(L)と(R)
左下のステータスバーに出てくる指示文の中の「(L)」は左クリックの事、「(R)」はクリックの事です。
「(L)free」というのは、左クリックで自由な場所を選べるという意味。
「(R)read」というのは、クリックで決まった点を読み取る(CADが勝手に近くの点を拾ってくれる)という意味です。
そのほか、〜〜〜マウス(L)で、〜〜〜マウス(R)で〜と書いてあれば、〜〜〜するなら左クリックで、〜〜〜するならクリックで〜という意味です。
(R)read-読み取り点
CADで線を描くときは、多くの場合、別の線と正確に繋がった線を描きます。
ですので、線の始めや終わりの点をクリックするときは、クリックして、CADに近くの点を読み取らせる事が多くなります。
試しに、1本自由に線を描いてから、2本目の線を1本目の線の端っこ近くでクリックして描き始めてみてください。
線の繋ぎ目を拡大すると、ピッタリ繋がっているはずです。
描いた図形を移動したり複写したりするときも、クリックで正確な点を拾う(=読み取る)ことが出来ます。
オプション
上に出てきたコントロールバーのオプションを使って、正確な長さや角度の図形を描くことが出来ます。
オプションは、クリックしたコマンドとその時の状態に合わせて変わります。

ただし、このオプションの値は残ったままになる事もあるので、次に同じコマンドを使うときは、確認が必要です。
おかしいな?と思ったら、オプションが前のままだった、なんて事もよく起こります。

では、次は長編みです。
上書き保存して次に進みましょう。

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